蒸留&圧搾実験

2007年10月01日

今日は花精化学への出勤日icon17


そして、今日はとても充実した一日となりましたぁ~icon12

なぜかと言うと・・・

精油の抽出実験が2パターンも出来たのです!

ご縁あって摘果した柑橘系の果実をいただき(名前は企業ヒミツ)そちらの果皮の精油抽出実験をトライicon14

1つは水蒸気蒸留法、もうひとつは圧搾法。
圧搾法はおおまかに言うと、常温で精油を搾り出す方法です。


まずは水蒸気蒸留法を実施
蒸留&圧搾実験


細かく切った果皮をから精油が取り出せるかドキドキ・・・なぜなら
柑橘系の果皮は一般的に圧搾法で精油の抽出を行うからです。

1時間ちょっと加熱し、油膜が出来る程精油が取り出せました!
しかし、香りが先ほどまでのみずみずしい香りが薄れている・・・ウ~ン。。。icon15

柑橘系の精油は色が付いているもの(黄色っぽい)が多いけど、今回の精油は
透明。やっぱり熱に弱いのかな~。。


そして、次は圧搾法に挑戦icon14

圧搾法の模様はまた次の回にてご報告します~face01


Posted by chi-m at 21:12│Comments(4)
◆ この記事へのコメント
こんにちは、はじめまして
静岡市葵区で切りバラ生産をしています。
36 鈴木といいます。
質問なんですが、お願いします。
自分が生産する花のオイルはどんな香りがするのかな?と思いました。
生花の色や香りはオイルにも関係するのでしょうか?
Posted by 36 at 2007年10月01日 22:10
36鈴木さん、いらっしゃいませ。

バラのオイルは、とてもとても貴重で、『3大精油』のひとつです。
オイルにするためには、バラ自体の香りが強いものでないと
抽出は難しかったりします。
また、同じ花でも抽出方法によって、抽出される成分が変わるので
香りもかなり変わってきます。
色は・・・あまり関係ないですね。でも、真っ赤なバラは濃い黄色のオイルになります。

ちなみに、1ccのオイルを抽出するのに
9分咲きダマスクローズで、500~800本近く必要になります。
本当に貴重なオイルなんですよ。
Posted by taki3 at 2007年10月02日 08:44
taki3さん
回答ありがとうございます。
自分が思っていたより花の量が必要で抽出できる量も少ないのですね。
とても驚きました。
Posted by 36 at 2007年10月02日 12:36
36鈴木さん

花自体が結構香るので、たくさん採れそうな感じですけどね^^
1輪のバラに含まれる芳香成分もものすごく種類が多くて(300とも600とも言われています)
完璧な合成が難しいんですね・・・
バラの香りは、語りだしたら止まりません(笑)

またいらしてくださいね
Posted by taki3 at 2007年10月03日 09:16
 
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